2025年度のお米の販売について② 想い
いつもご支援、ご購入ありがとうございます。
2025年は自然農園マユコベのお米販売について、新しい取り組みを行なっています。
1️⃣「お米食べる」で購入!田んぼ面積を購入し、自然農園マユコベと一緒に持続的なお米づくりの波に乗ります。
2️⃣「お米育てる」田植え!で購入。ご希望の面積を自ら田植えします。その後の農作業や稲刈りも一緒に行い、自分のお米を育てます。格別!
販売方法の詳しい説明はこちらより御覧ください。
お米のご予約はこちらの予約申込みフォームから。
-------------
さて、ここでは、なぜこのような販売方法に至ったのかということをお話します。
まず背景のお話を。
農業では昔から冷害など気候の問題はあり、昔は飢饉、最近でも米騒動は起こっていました。しかし近年は毎年のように長期間の猛暑、日照不足、干ばつ、豪雨、台風など相反するような気象問題が頻発し、農業を安定的に行うのが難しくなってきました。
マユコベではお米づくりがメインです。自給自足用ではなく、みなさまに食べていただけるように私たちなりに規模をもたせておこなっています
当たり年外れ年のようなお米作りはしたくありません。技術の向上、土中環境のさらなる改善はもちろんですが、あまりにも気候の影響が大きくなっています。
農園の持続性を高めるための一つとして、2025年は今回提案した販売方法を実行したいと思います。
【農園の存在意義】とは。
この先の未来では、より経済合理性の高い農業が普及していきます。
肥料農薬が混合された種子をドローンによって種まきし、無人の大規模農業機械が走ります。おそらく栽培計画から諸々の対策もAIによって最適化され、ほぼ作業に関しては無人、果ては計画段階から収穫まで無人もしくは自動化されるでしょう。どのくらい先になるかはわかりませんが、そういった未来になると思います。
そして、人々の食への意識、農への意識はますます薄らいでいきます。だってどこかで自動で生産されるものですから。
多くの農家は淘汰され、経済上ではそのような農業しか生き残れなくなります。しかしそこで諦めて右向け右をしたいのか。いやそうではありません。
経済資本主義から少しだけ外れた農園経営。経営の工夫/手腕次第ではなく、農園を取り巻くみなさまとのより充実した関係性、コミュニティを育むことが農園の持続性を高め、それが社会の中での農園の存在意義になります。
子どもたちには生活の中で「農」や土・植物・生き物に触れてほしい。そこに触れる場として役割もあります。
きっとこれから、自動管理されていない人の手によって産まれた農産物を食べたいというニーズ、土の中と外で動き回るたくさんの生き物との触れ合いと、そこから生まれる地球上での共通感覚や大切にしたい気持ちを醸成する生態系豊かな田んぼや畑が求められます。だって人の腸内環境は土壌中の菌類細菌類が祖先ですから。しっかりと繋がっています。
ただの運動不足解消ではない田畑での体験や活動(運動代わりにも当然なりますw。もしかしたらそれすらもメタバース内で行うのかもしれませんが)、さらに言えば非認知能力やメタ認知の向上にも資するかもしれません。
社会、日本、世界の大きな流れには抗えないかもしれません。コロナパンデミックのときも強権的な法改正や執行が行われました。国家間闘争も表面化してきました。
しかし世界の平和と安寧は、自分自身の心の平和から。自分自身が平和なら、コミュニティ、社会とその輪が拡大していきます。といってもその段階にはなかなか届きませんね。日々平和と忙殺の中にいますしね。しかし平和な心が自然に向けられたら、その自然や地球は応対してくれます。
土の中では多種多様な生き物がつながり合って、助け合って生きています。比喩ではなく、実際にそのような状態にあると、近年研究が進んでいます。生態系のそのようなつながりに人も加われる、参加するべきだと思っています。
小規模な農園としての存在意義を高めていきます。しかし「上手にまわしている方法」だけでなく、みなさまに頼りながらの農園としても在りたいと思っています。
ぜひご理解いただき、これからも自然農園マユコベが社会に必要とされる小さな農園で在り続けるために、ご支援いただければと思います。
販売を通じて、体験を通じて、様々な接点でみなさまと繋がり、楽しんでいけますことを楽しみにしています。
まーやん
-------------
お米の販売方法説明はこちら
ご予約は↓から。
お米の予約申込みフォーム