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Mayucove's NEWS / BLOG

イベントスケジュール Event schedule 2025.05.10

田んぼと学びのワークショップとは!?

『田んぼと学びのワークショップ』は、
今までの農家の農業体験とはまったく異なる新しい形のプログラム。

お米づくり体験だけではありません。
農業やお米づくりの現状認識や理想を話すということだけでもなく、参加者同士でのディスカッションや聞き合うコミュニケーション、そして参加者個人の心を見つめ直したり、新しい視点で考えてみたり。心の中を掘り下げていくという農業体験の域を超えた内容になっています。
つながりを取り戻すワーク(グループ/個人ワーク)」のファシリテーターによるリードと農業者や流通業者も交えながら、知識のインプットだけにとどまらない意識の変革を目指します。



さぁなにが起こるのか。
自分でお米つくっちゃうのか。農業に関わる活動をし始めてしまうのか。いま行なっている活動がまた新しいフェーズで動き始めるのか。それとも普段のニュースに振り回されないまったく新しい自立した自分自身が形成されるのか。



今回こんなプログラムをしたい!と思ったきっかけがあります。
それはまさに今社会が直面している「令和の米騒動」です。

みなさんは米騒動、どう捉えていますか?
お米が高くなった。備蓄米の放出をしないせいだ。減反政策が悪かった。出し渋りしている流通業者が悪い!インバウンドの外国人が食べ過ぎだ!財務省が!
って考えていますか?
しかし昨年からたくさんのお問い合わせをいただきます。高いだけではなくて、地域によっては、手に入らないということもまだあります。
スーパーでの品薄状況を見ながら、まだ田植えもおわっていないのに、気が急きます。工場生産ではないので、秋まで待つしかないのです。
また、わたし自身の意見ではないですが、「普段お米を食べていない消費者が、気軽に手に入りにくくなったからって文句言いすぎでしょ」とか「減反政策が是だ、というような社会だったのに、足りなくなったら騒ぐのかよ」とかそんな意見もありますよね。

両サイド、わかります。。
でもわたし自身が考えていることは、日常から農業の風景が消えてしまって、自分が食べているお米や野菜への想像力(≒想い。どこからとか、誰がとか、どんな風にとか)がみんなの中から薄らいでしまった、消えてしまったこと、に原因が在るのではないかと考えています。

ただし風景とは、目で見える風景だけではありません。

個人的な話ですが、妻はヴィーガンのカフェやオーガニックの農産物を扱うマルシェの企画などをしていました。今はそういったことを日常に落とし込んで、多くのエネルギーを子育てや「日々の暮らし」につかってくれています。そんな彼女の子供の頃の日常には、おばあちゃんが育てた野菜がありました。そしてそれを大切に、ありがたく料理していた母があり、子ども時代の彼女は「それ」を食べていました。野菜を育てる祖母、それを調理する母、その周り(地域)には、お米が育つ田んぼや野菜が生きる畑、働く人々、そんな環境すべてひっくるめた「風景」が今の彼女の一部を形成していると思えます。


では、各々の心のなかに”いつでも農が在る”、そんな「風景」をもう一度つくればいいのでしょうか。

そんなことできるのでしょうか。自分の家族だけならまだしも、地域/社会単位では?

いままで自然農園マユコベでは、たくさんの「体験」を提供してきました。「伝える」ことも努力しています。ただそれだけで、自分ごとに感じられたり、腑に落ちたり、行動が変わる人はほんの一部。なぜならそれは、その人個人の経験や歴史に依存しているからだと思います。

だからその部分になにか変化をもたらしたい。体験やインプットの向こう側にみんなで進みたい。そんな想いでこのプログラムを企画しました。
もちろん体験もします。知識のインプットもあるでしょう。
でもそれだけじゃなく、「自分で考える」時間。他人と考える時間。それ以外の新しい視点で想像する時間。もちろん、自分の心をもっと掘り下げる時間。
社会に対するもやもやを、解決するのではなくて、見つめる。そのための自分の「まなざし」をつくり出していく。
それらすべてが、全く新しい「風景」をつくっていくことに繋がるのではないでしょうか。



無意味な楽観主義、煽られる食糧危機、変化する世界情勢。
そんなものを横目に、ただただわたしたち自身が「風景」をつくる。体験を超えた喜び、そこから得られる自信や自立心を身につければ、世界は平和と楽園に向かうと信じて、6月から「田んぼと学びのワークショップ」がはじまります。
ぜひ一緒に歩いていきませんか?始まりの予感です。



説明会やプログラムへの申込みは以下のリンクからお願いします。
ご連絡お待ちしています。

自然農園マユコベ 河﨑まさと(まーやん)

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申込み 【田んぼと学びのワークショップ/説明会】

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