
自然栽培の定義とは
※すべてマユコべの主観です。
自然栽培や自然農園ってワードで検索したことありますか?
それはもう多種多様。
まずこのふたつの言葉は全く意図しているものが違います。
自然栽培は、一般的には「化学肥料、化学農薬、動物性堆肥を不使用」の栽培方法と認識されています。
自然農園は、その農園の雰囲気。栽培方法ではなくただの名前です。
「自然農園マユコべ」と「マユコべ農園」だったら雰囲気変わりますか?
さて、自然栽培という言葉ですが、誰かに定義されているものではないですので、ややこしい。
例えば、「自然栽培」「自然農」「自然農法」というカテゴリー。
どの言葉も、使用している農園の人は明確に自分はこのカテゴリーだ、と意識しているはずです。
違いが気になる?
それらの言葉を検索してみるとわかりますが
結論を言うと、
サイトによって言っていることがそれぞれでなにがなんだかわからない、です。
動物性堆肥は気になる?
堆肥、というと牛や豚、鶏の糞を使って作った堆肥を指す場合が多いです。
動物性堆肥を使用しないとしている農家は、家畜が摂取している抗生物質とそれに起因する抗生物質耐性菌やワクチン、GMO飼料を気にしていると思われます。
現在知ることが出来た範囲の研究内容で言うと、
- 抗生物質は堆肥中に残ることがあるが、ごく微量。
- 抗生物質耐性菌は、堆肥内で残留する。
- ワクチンは対細菌のワクチンに限ってですが、消えるのかどうか不明。
- GMO飼料は、まったく不明。
した2つは研究が見つかりませんでした。
一番の問題は抗生物質耐性菌の増加です。
自然に存在する耐性菌とは全く違う種類と量が堆肥中に残存していると。
また、堆肥化のプロセスが完璧に近い(高温でむらなく作られている)と耐性菌はほぼいなくなるらしいですが、そこまできっちり堆肥化している業者はほぼいないっぽいです。
GMOの問題は、堆肥中に残存するかどうかが問題ではなく、この世界からGMO食品が減る、なくなることを応援したいならやはり、GMO飼料の家畜(と、堆肥)は避けるべきでしょう。
これからの時代の農産物の選び方
そもそもカテゴリー化するのが間違っているのです。
「オーガニック」「有機栽培」などもあります。
お客さんのためにカテゴリー化していると言農家は言いますが
はたしてそうでしょうか。
スーパーや産直で、有機栽培コーナーとか自然栽培コーナーって一括りにしたいからカテゴリーに分けるわけで。農法名をブランド的に使用したいだけで。
本当はそれぞれの生産者が、きちんと自分の栽培方法や想いを説明すれば良くて。
気になるんだったら聞いてよ!って思う。
「うちはこうだよ!!」って答えるから。
ちなみに自然農園マユコべは、
ベースは化学肥料、化学合成農薬、動物性堆肥(よそから持ち込んだ糞尿由来の堆肥)を不使用としています。
自然栽培って言葉は使います。なぜならそれをとっかかりにもっとお話できるかもしれないから。
また、ビニールマルチは使いません。
籾殻やもみ殻くん炭、植物性堆肥(雑草や落ち葉由来)、米ぬかといった自分の住んでいる場所から手に入る有機物は使用します。
被覆のビニールは使用します。(新規に購入しない。倉庫オーナーが譲ってくれたものを使用している)
トラクターなど機械は使用します。
うちの鶏(えさは今の所自分の家と農園から出るもの)の糞はごく少量たまに田んぼや畑のどこかに入っています。
というように説明しますが、結局の所
マユコべを直接のつながりで知っていて
マユコベだったら買うよって
言ってくれたらそれが一番理想的。
