マユコベで育てているお米は珍しい品種ばかり
2021年現在、7種類のお米を育てています。
まだまだ育ててみたいものもありますが、いまはこれらの品種を大切に育てています。
■定番のコシヒカリ
1956年に品種登録され、1979年には国内の作付面積が1位の品種になりました。現在までのロングベストセラーとなっていますが、栽培では倒れやすく病気にかかりやすいという評判で、特に有機栽培では難しいとも言われています。しかしマユコベでは大きな台風でも倒れることなく、病気も広がらずしっかりと成長してくれています。
日頃、一般のコシヒカリのようなもちっとしたお米を食べている方には、まずはマユコべのコシヒカリを食べてみてください。
一般的な農家のコシヒカリよりもずっとあっさりしています。かなり食べやすく感じるはずです。
コシヒカリについて詳しく知る…
コシヒカリの対極にあるような口当たりのお米はササニシキが有名です。
このササシグレは、親品種に当たります。
今では東北の一部の農家でしか栽培されていない貴重な品種です。ササニシキよりもおいしいと評判のお米でした。
高アミロース米で、血糖値の上昇が緩やかになると言われており、糖尿病の方にもおすすめされることが多い品種です。
ササシグレについて詳しく知る…
1909年、京都府のある田んぼで農家が2本の変型稲穂を選抜し、1911年に旭と命名しました。米が大粒で美味という点で、市場評価はきわめて高く、西日本では特に広く栽培され、一時代を築きあげました。
昭和30年ごろまでは、関西ではこの旭の影響で大粒米が好まれ、「大阪の米相場を左右していた」とまでいわれました。
旭一号について詳しく知る…
1896年、安倍亀治氏が田んぼの中から特に生育が良好な1株から選抜し、種取りをおこなった品種です。
食味が実に良かったため、近年の子孫品種にはたくさんの良食味品種が多数あります。
あっさりとしつつも旨味のあるおいしさに今、再び注目が集まっています。
亀の尾について詳しく知る…
明治10年、兵庫県の農業家が田んぼの中のわずか3本の穂から発見しました。多くの米が収穫できたことから”神から賜った米”として「神力」と名付けられました。
農民による地租に対しての一揆が続発したこの時代、その特性で多くの農民を救った上に、味もよく、明治大正時代には全国に広がり、約50万ヘクタール(現代のコシヒカリ並み)栽培されました。
神力について詳しく知る…
柔らかく、粘りがあり、きめ細かな舌ざわりの食感で、もち米として最高の評価を受けています。昭和時代には正月用のお餅として天皇に献上するために使用されており、現在でも最高級のもち米として栽培されています。
滋賀羽二重糯には粘土質の土壌がよく合っていると言われます。徳島では珍しい粘土質のマユコベの田んぼで、ゆっくりと自然栽培で育てました。
生育途中、赤米の穂は赤く染まり、紫黒米の穂は紫色に染まります。
普段、ふつうのうるち米しか見たことがない人も多い中、それだけでも周辺に住む人々に驚きを与える楽しい品種です。
赤米はお米の起源とも言われ、野生のお米は赤米が多いともされています。
タンニン系の赤色色素が含まれ、血圧を下げる効果もあると言われています。
紫黒米はアントシアニン系の色素を含み、視力を良くしたり肝機能強化の作用があるとされる。
赤米紫黒米、共に玄米のままいつものお米に少量混ぜ(うるち米1合に大さじ2杯ほど)、炊飯すれば健康食を意識したお米となる。
赤米・紫黒米について詳しく知る…
興味のあるお米はございましたか?
ぜひ一度お試しいただければ幸いです。