2021年度産 神力 天日干し

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たくさんのご注文を頂きました!2021年度分は売り切れとなります。
来年はもっとお客様に届くようにしっかりと育てていきます!
ぜひ応援よろしくお願いいたします。来年の作付けに向けて、予約も承りますので、ぜひご連絡ください!

 

【2021年度産、天日干しの新米です!!】

明治〜大正時代に西日本で絶大な人気を誇り、今は幻となってしまった品種。

たった50粒の種籾からゆっくりと増やして、やっと皆様に食べていただくことが出来ました。

昔の品種はあっさりした口当たりです。その頃の農民に思いをはせながら食べたいものです。

あっさりとしていますが、亀の尾よりはコシヒカリに近い口当たりです。

甘味は感じやすく、白米に近い分付き米でも食べやすい品種です。

昨年の一番人気のお米です。

自然農法6年目の田んぼで栽培しています。

すべての栄養がぎゅっとお米の籾にはいっていくことを祈りながら、天日干しにしました。

2021年度産旭一号 天日干し

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【2021年度産、天日干しの新米です!!】

旭という品種は約110年ほど前(明治時代から昭和初期にかけて)、西日本で絶大な人気がありました。

他の品種に比べ大粒だということもあり、「旭でなくては米ではない」とまで言われましたが、

同時期、東日本では「亀の尾」という品種が大変な人気で、

日本の米市場は、西の旭、東の亀の尾というように二分されていました。

 

この機会に、ぜひ西日本の代表品種、旭を食べてみてはいかがでしょうか。

玄米で食べる方には特におすすめです。

自然農法6年目の田んぼで栽培しています。

すべての栄養がお米の籾にぎゅっとはいっていくことを祈りながら、天日干しにしました。


2020年の玉ねぎ栽培

品種と量

ターザンとノンクーラーと赤玉ねぎ

ターザンはF1だけど、教えて頂いた人がおすすめしてくれた品種なので。淡路島での代表的品種。なかて。

ノンクーラーは今までに栽培したことがあって、収穫後の日持ちがめっちゃいい。赤玉ねぎは去年の余りがあった。なかおくて。

玉ねぎの種の寿命は短いけれど、きちんと冷蔵庫で保管した。どうなるかわからないけれど、発芽したらもうけもん。

1反ほどの畑が使えそう。2dlと50g(表記の違い)。50gとは、と尋ねるとおよそ1dlと返答があった。合計約3dl。種数と苗数は当然違いがあるが1万5千~2万個できれば上出来。


栽培方法

  1. みのるポット苗(448穴)を使用。稲苗と共用できる。播種機(土入れ機能)が使える。
  2. 苗土は床土にもみ殻くん炭。覆土は真砂土。アルカリ性の問題があるかもしれないが実際はわからない。文献や論文も見つからなかった。ただ、床土を入れたあとと播種後覆土前にかなりの量の潅水をおこなった。もみ殻くん炭機製作会社にはくん炭は洗えば中性に近づくと書いていた。実際に稲苗の際はアルカリ性による害は出ない。(稲苗床は水を張るのでアルカリが中和されている?)玉ねぎでも潅水だけで可能か試す。
  3. 苗は手植え
  4. 化学肥料農薬、動物性堆肥を使わない。マルチも不使用。除草作業は都度行う。
  5. 苗箱に床土、種、覆土をした後、高さ15cmくらいの畝に並べた。根切ネットは不使用。被覆資材も不使用。並べてから上にコンパネをおいて踏んで鎮圧。

ターザンの種まき(9月18日)後、降雨もあったが8日間で発芽せず、そこからホースで手潅水開始。10月1日に発芽確認。覆土の真砂土が水を吸収しきらないことと、もみ殻くん炭の保水力が弱いことが原因か。結局ノンクーラーと同じ時期になってしまった。ノンクーラーは播種後から手潅水した。


とりあえず播種後の発芽までの過程を書きました。今後どうなるかもまた書きますねー。

自然栽培と動物性堆肥

自然栽培の定義とは

※すべてマユコべの主観です。

自然栽培や自然農園ってワードで検索したことありますか?

それはもう多種多様。

まずこのふたつの言葉は全く意図しているものが違います。

自然栽培は、一般的には「化学肥料、化学農薬、動物性堆肥を不使用」の栽培方法と認識されています。

自然農園は、その農園の雰囲気。栽培方法ではなくただの名前です。

「自然農園マユコべ」と「マユコべ農園」だったら雰囲気変わりますか?


さて、自然栽培という言葉ですが、誰かに定義されているものではないですので、ややこしい。

例えば、「自然栽培」「自然農」「自然農法」というカテゴリー。

どの言葉も、使用している農園の人は明確に自分はこのカテゴリーだ、と意識しているはずです。

違いが気になる?

それらの言葉を検索してみるとわかりますが

結論を言うと、

サイトによって言っていることがそれぞれでなにがなんだかわからない、です。


動物性堆肥は気になる?

堆肥、というと牛や豚、鶏の糞を使って作った堆肥を指す場合が多いです。

動物性堆肥を使用しないとしている農家は、家畜が摂取している抗生物質とそれに起因する抗生物質耐性菌やワクチン、GMO飼料を気にしていると思われます。

現在知ることが出来た範囲の研究内容で言うと、

  • 抗生物質は堆肥中に残ることがあるが、ごく微量。
  • 抗生物質耐性菌は、堆肥内で残留する。
  • ワクチンは対細菌のワクチンに限ってですが、消えるのかどうか不明。
  • GMO飼料は、まったく不明。

した2つは研究が見つかりませんでした。

一番の問題は抗生物質耐性菌の増加です。

自然に存在する耐性菌とは全く違う種類と量が堆肥中に残存していると。

また、堆肥化のプロセスが完璧に近い(高温でむらなく作られている)と耐性菌はほぼいなくなるらしいですが、そこまできっちり堆肥化している業者はほぼいないっぽいです。

GMOの問題は、堆肥中に残存するかどうかが問題ではなく、この世界からGMO食品が減る、なくなることを応援したいならやはり、GMO飼料の家畜(と、堆肥)は避けるべきでしょう。


これからの時代の農産物の選び方

そもそもカテゴリー化するのが間違っているのです。

「オーガニック」「有機栽培」などもあります。

お客さんのためにカテゴリー化していると言農家は言いますが

はたしてそうでしょうか。

スーパーや産直で、有機栽培コーナーとか自然栽培コーナーって一括りにしたいからカテゴリーに分けるわけで。農法名をブランド的に使用したいだけで。

本当はそれぞれの生産者が、きちんと自分の栽培方法や想いを説明すれば良くて。

気になるんだったら聞いてよ!って思う。

「うちはこうだよ!!」って答えるから。

ちなみに自然農園マユコべは、

ベースは化学肥料、化学合成農薬、動物性堆肥(よそから持ち込んだ糞尿由来の堆肥)を不使用としています。

自然栽培って言葉は使います。なぜならそれをとっかかりにもっとお話できるかもしれないから。

また、ビニールマルチは使いません。

籾殻やもみ殻くん炭、植物性堆肥(雑草や落ち葉由来)、米ぬかといった自分の住んでいる場所から手に入る有機物は使用します。

被覆のビニールは使用します。(新規に購入しない。倉庫オーナーが譲ってくれたものを使用している)

トラクターなど機械は使用します。

うちの鶏(えさは今の所自分の家と農園から出るもの)の糞はごく少量たまに田んぼや畑のどこかに入っています。


というように説明しますが、結局の所

マユコべを直接のつながりで知っていて

マユコベだったら買うよって

言ってくれたらそれが一番理想的。

今年のお米づくり

今年も無事、収穫を迎えることが出来ました!
無事に、と言いますが本当に無事に収穫できてよかった。

おととしは草だらけで真夏に海パン履いて田んぼで草取りし..
去年は苗床にご近所さんの車が突っ込み..
今年は代掻きするぞっ!ってタイミングでトラクタが廃車になったり..
いつになったら「今年は満足にできたー!!」と言えるのか..
———
でもそんなお米づくりでも、稲はしっかり育ってくれます。
感謝という言葉とは違う
相棒という表現とも違う
なんだかきゅっと胸が締め付けられるような、
「感動」ですかね。
味は「感動するか」保証できませんが笑
ぜひ食べて感動するか試してください。


、、一粒の種籾を水につけることから始まって
膨大な数の命をつなげてくれる。
毎年の記憶が種にも宿るかな。